ANNUAL MEETINGS
年次大会


第15回長崎大会

長崎大会は22日と23日の二日間にわたり、長崎市の長崎総合科学大学附属高校で行われました。
本大会では、これまでの大会で行われてきた特別講演、口頭発表、一人一枚写真発表に加えて、
公開シンポジウムもプログラムに組まれました。
長崎県という地理的な制約もあり2日間の開催としましたが、
結果として、多くの講演や発表を組み込むことができました。
なお、参加者は68名と盛況な大会となりました。
本会事務局長である坂本真理子氏により「生き物との出会い-これまでを振り返って」として、
シンポジウム「オタマジャクシがカエルになるまで」内で松尾公則氏により
「世界に紹介された長崎の両生爬虫類」として特別講演が行われました。
また8題の口頭発表と4題の高校生発表も行われました。

大会実行委員
持田浩治(実行委員長)・松尾公則・岩岡千香子・泉徹耶
大会スタッフ
出口瑛大・岡本元・田口みなみ・中冨瑠海・福田紗彩・宮嶋泰平・山崎杏樹



口頭発表

①チョウセンヤマアカガエル産卵地の多様性と継続性

藤田宏之(埼玉県立川の博物館)・堺真由子(対馬市)・松尾公則(長崎女子短期大学)

②カスミサンショウウオの幼生の背地反応

大槻恒介(長崎大学・院・水環)

③国東半島宇佐地域におけるニホウサンショウウオとオオイタサンショウウオの種間関係

永野昌博(大分大学・理工)

④九州産アカハライモリにみられる核ゲノムとミトコンドリア DNA の地理的変異の不一致

富永篤(琉球大・教育/琉球大・院・理工)・城間大輝・上村亮・岡本康汰(琉球大・院・理工)

⑤長崎県のミナミヤモリの分類再考

戸田守(琉球大学・熱生研)・岡本康汰(琉球大・院・理工)

⑥九十九島周辺海域における 2024 年ウミガメ混獲状況

泉 徹耶・百武 可奈子・両角 裕希・鶴留 司・永光 萌衣・眞鍋 勇平・林 達也・尾﨑 正都・
岩岡千香子・秋山 仁(西海国立公園九十九島水族館)

⑦宮崎県南部海岸における RTK-GNSS を用いたアカウミガメの産卵行動の追跡と解析

豊﨑祐介1,2,3・三橋雄太2,3・瀧口美都2,3・土斐﨑智樹2,3・西尾渚沙2,3・平岡七海2,3・
廣瀨志織2,3・海野晃朝2・ 保田昌宏1,2,3
(1宮崎大学獣医解剖、2宮崎大学野生動物研究会、3宮崎野生動物研究会)

⑧2024 年に宮崎県南部海岸においてアカウミガメの胚が死亡した要因の考察

土斐﨑智樹1,2・豊﨑祐介1,2,3・瀧口美都1,2・西尾渚沙1,2・三橋雄太1,2・平岡七海1,2・
廣瀨志織1,2・海野晃朝1・保田昌宏1,2,3
(1宮崎大学野生動物研究会、2宮崎野生動物研究会、3宮崎大学獣医解剖)


特別講演

2 月 23 日(日) 生き物との出会い-これまでを振り返って

坂本真理子(くまもと里と山研究所、九州両生爬虫類研究会事務局長)


公開シンポジウム

2 月 23 日(日)「オタマジャクシがカエルになるまで」 世界に紹介された長崎の両生爬虫類

松尾公則(長崎女子短期大学、九州両生爬虫類研究会会長)


高校生発表

多良山系のブチサンショウウオ幼生の生態

佐々木杏・宮﨑かおり・五江渕百恵・古賀美咲 (佐世保北高等学校)

大きなニホンヤモリ(Gekko japonicus)は大きな卵を産む?

山崎杏樹・出口瑛大・中冨瑠海(長総大附高)

アカハライモリの餌の匂いと定位する疑似餌の大きさについて

田川愛菜 ・音琴賢伸・ 浦添和希 ・金高功恩(長崎西高等学校)

新規モデル生物イベリアトゲイモリの飼育と観察

布施陽菜・森野咲(山脇学園高等学校)