九州両生爬虫類研究会 第6回大会

           プログラム
           大会案内
               
         
日時:20152月21日(土)・22日(日)
大会会場:宮崎県立図書館(研修室)
エクスカーション:オオイタサンショウウオ産卵池 

 大会は宮崎県立図書館で開催され大盛況でした.当日は休館日のため,当日参加ができないことから
参加者が少ないのではと心配しましたが,なんと71名もの方が来て下さいました.同じ九州でも福岡や
長崎から宮崎に来るのはかなりの時間を要することから,飛行機で来られたり,前泊される方があった
りと皆さんそれぞれ開始時間の10時に間に合わせて下さり,感激いたしました.
 大会は太田英利先生の特別講演を始め,研究発表8本,ポスター発表2本,30名の一人一枚写真発表が
行われました
まじめな話には真摯に耳を傾け,冗談のような有りえないような写真には大いに笑いと
有意義でかつ楽しい大会でした.ホテルメリージュで行われた懇親会では昨年から始まったオークション
が今年も行われました.スズ製のカスミサンショウウオ,木彫りの小型サンショウウオ,エミューやダ
チョウの卵殻,ヤマアラシの刺,生き物関係の本などのほか,各県から持ち寄られた希少な酒類の数々で
大いに盛り上がりました.来年は佐賀大会です.ご参加をお待ちします.

               

                  第6回大会参加者の記念写真 

  特別講演   太田英利氏(兵庫県立大学自然・環境科学研究所 所長)
  演 題  「九州の爬虫類における外来種問題の現状について」

  

研究発表
1.徳嶺燿子・保田昌宏( 宮崎大学獣医解剖)・中牟田信明( 岩手大学獣医解剖)・佐々木基樹( 帯広畜産大学獣医解剖)・那須哲夫( 宮崎大学獣医解剖)
 「オキナワキノボリトカゲの精巣および総排泄腔腺における組織構造の季節変化」
2.藤田宏之( 埼玉県立川の博物館)・三谷奈保( 日本大学生物資源科学部)
 「対馬における移入種ヌマガエル・トノサマガエルの生息情報
3.田原義寛( 秋吉台エコ・ミュージアム)・田中浩( 山口県立山口博物館)
 「山口県秋吉台の両生類について
4.富永篤( 琉球大学・教育学部)・松井正文( 京都大学大学院人間・環境学研究科)・中田勝士( 環境省)
 「ホルストガエルに見られる遺伝的多様性とその分布域変遷の推定」
5.大川博志( 広島大学附属高校)・岩田貴之( 安来市役所)
 「カスミサンショウウオ高地型の問題点」

6.戸田守( 琉球大学・熱帯生物圏研究センター)

 九州・南西諸島におけるヤモリ属の分散史
7.西川完途( 京都大学大学院人間・環境学研究科 )
 「九州産サンショウウオ属の3 新種について」

8.菊水研二( 元岡「市民の手による生物調査」)
 「2014年カメモニター調査結果とイシガメ訪問の話題


 
 ポスター発表
 1.村田満( 学校法人山口高川学園高川学園高等学校科学部)
   「オオサンショウウオの器官再生について」
 2.宮嶋海1, 9, 保田昌宏1,8,9, 久澄倫之介2, 西田伸3,8, 竹田正人4,8,出口智久4,8, 大池辰也5, 黒柳賢治5, 亀崎直樹6,
        岩本俊孝7,8( 1宮崎大学, 獣医, 2宮崎大学院, 医獣医,3宮崎大学, 教育文化, 4宮崎市フェニックス自然動物園,5南知多
        ビーチランド, 6岡山理科大学, 7宮崎大学, 理事,8宮崎野生動物研究会, 9宮崎大学野生動物研究会( Wila))
    「ウミガメ交雑種における種特定のための遺伝子検査法の確立」